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地震対策 の重要性とリスクの認識
研究者にとって、地震などの自然災害が研究に与える影響は深刻です。特に、日本のように地震が頻発する地域では、予期せぬ災害が研究を中断させ、貴重なサンプルやデータが失われるリスクがあります。このようなリスクを軽減するために、地震対策は重要な課題です。しかし、日常業務に追われる中で、対策を後回しにしてしまうことも少なくありません。本コラムでは、特に若手研究者が実践できる、現実的で効果的な 地震対策 について解説します。
地震対策の基本: 研究材料の保護方法
研究室における地震対策の基本は、まず物理的な安全を確保することです。例えば、サンプルを保管するキャビネットや冷蔵庫が地震による振動で倒れないように固定すること、また、データのバックアップを定期的に行うことが挙げられます。さらに、ラボ全体の設備や機器の配置を見直し、地震が発生しても最小限の損害で済むように配置を工夫することが必要です。これらの基本的な対策を怠ると、いざというときに甚大な被害を被る可能性があります。
温度管理された検体保管の重要性
地震が発生した場合、温度管理が必要なサンプルや試薬は特にリスクが高まります。停電や設備の破損によって温度管理ができなくなれば、サンプルの劣化や失敗した実験のリスクが生じます。このため、温度管理が徹底された保管環境を確保することが不可欠です。
グリーンエイトの米沢リプロメディエンスセンターは、地震対策とBCP(事業継続計画)対策に優れた施設として知られています。センターは非常用発電が最大7日間使用可能で、仮に非常用電源が供給されなかった場合でもディープフリーザーには炭酸ガスによるバックアップが設置されています。また、温度逸脱があった際には、モニタリングシステムによる社内アラートが発せられるだけでなく、営業時間外にも車で1分の距離にあるセキュリティ会社が迅速に対応します。
BCP対策とは? 研究者が知っておくべきこと
BCP対策は、研究の継続性を確保するための計画であり、特に地震のような自然災害が発生した場合に重要な役割を果たします。BCP対策では、まずリスクを評価し、そのリスクに対応するための具体的な計画を策定することが求められます。たとえば、サンプル保管場所の選定やデータの多重バックアップ、災害時の対応マニュアルの作成などが含まれます。若手研究者にとって、BCP対策を理解し、実践することは、自分の研究成果を守るだけでなく、研究室全体の信頼性を高めることにもつながります。
米沢リプロメディエンスセンターは、東北地方に位置し、東日本大震災の際にも人的被害がなく、生産ラインも止まらなかったという実績を持つ盤石な地盤のエリアにあります。さらに、福島と新潟という二つの電力供給元から電力を供給されているため、停電リスクも低く抑えられています。加えて、今後30年間に震度6以上の地震が発生するリスクが0.3%以下と、三大都市圏に比べて地震リスクが非常に低いことも大きなメリットです。
グリーンエイトの検体保管サービスで安心を得る
若手研究者が直面する地震リスクを最小限に抑え、研究の継続性を確保するためには、信頼できる保管サービスの利用が鍵となります。グリーンエイトの米沢リプロメディエンスセンターは、地震や停電などのリスクに対して万全の体制を整えており、安心して貴重なサンプルや試薬を保管できます。また、米沢市は内陸に位置し、酒田市など沿岸部が大雨で被害を受けても、米沢は被害がゼロという災害リスクの低い地域です。
グリーンエイトのサービスを利用することで、研究者は研究の安全性と継続性を確保し、安心して研究に専念できる環境を手に入れることができます。
試薬・サンプルの国内・国際輸送、保管をすべて弊社に丸投げ可!
グリーンエイトでは、治験薬、医薬品原料(API)、検体、サンプル、試薬、実験動物等のライフサイエンス・ケミカル物流を行っております。
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