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A2 , 爆検 とは?

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初めて他の国に自社の荷物を輸出しようと思った際に、「 A2 」や「 爆検 」など、物流業者から言われた言葉がわからなくて困った方もいらっしゃるのではないでしょうか。グリーンエイトでは物流用語の解説も行っております!

A2 とは?

A2 とはなんでしょうか。よく、日本人は「エーツー」とカタカナ呼びします。

これは、実際には特定貨物確認書 a-2様式です。

この書類はある一定の基準を満たしたフォワーダーのみが発行できる書類です。

航空貨物において、国土交通省から保安管理ができていると認定を受けた特定荷主特定の荷主(Known Shipper)や特定の航空貨物利用運送事業者(Regulated Agent)が爆発物検査を完了したことを示す書類です。

それに類似したA1もあります。こちらは、航空貨物安全確認書 a-1様式です。

この二つの書類は目的が異なり、統一化によって混乱を招く恐れがあり、統一化されていません。

また、A2は国土交通省HPの「特定航空貨物利用運送事業者、特定航空運送代理店業者 認定事業者について」の中にある、認定事業者一覧に掲載されているフォワーダーのみが発行できます。

そして、特定貨物確認書は、Local Delivery Receipt(LDR)と呼ばれる貨物運送状引渡書と一緒に搬入されます。LDRは航空代理店と航空会社の間で貨物受け渡し時に用いられる書類です

なぜ必要なのか

アメリカ同時多発テロ事件の、2001年9月11日以降、検査がとても厳しくなりました。しかし、それによって貨物の輸送が遅れてしまう事態が多々発生いたしました。

一刻も早く現地に到達しなくてはならない貨物が、航空輸送に取り扱われることが多いです。しかし、検査で何日もかかってしまい、輸送が遅れ、貨物の品物がダメージを受けてしまうことがありました。

それ以降、海外が先に導入しておりましたが、AEO制度認定事業者という制度が出来、通関をより素早く行えるようになりました。

同時多発テロはとても悲しい事件ではありますが、AEO制度が整っていればもしかしたら防げたかもしれない事件だったと後に発表されています。

A2、爆検はそのようなことを今後起こさない為にも、必要とされる書類です。

最後に

A2や爆検は特定のフォワーダーのみが発行できる書類です。

今後、何か海外の商品の発送(航空輸送、海上輸送)でお困りのことがおありでしたらいつでもグリーンエイトにお問い合わせしてください。私達でお手伝いできることがきっとあります。詳しくはグリーンエイトの国際輸送サービスをご参照ください。

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